国内最大規模の「食品公害」のカネミ油症で、認定患者の子や孫らを対象にした全国規模の健康実態調査が行われることになった。患者の子や孫ら「次世代」に特化した調査は初めて。健康不安や差別に苦しむ子や孫らの大半は患者認定されておらず、支援団体などが実態調査と救済の必要性を訴えていた。
厚生労働省が取材に明らかにした。患者認定の基準を策定する「全国油症治療研究班」(事務局・九州大)が全国の認定患者の子らを対象に、本人の同意を得て健康実態を調べる。調査の手法や規模、時期などは検討中で、対象者に「協力金」の支払いも検討している。
今月末にある研究班と患者団体との会議の場で、実態調査のあり方や方向性などが説明されるという。
汚染された食用油を口にした人…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル